あなたの人生を最適化してより幸せにになるための、4つのこと

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ここでは、このブログのタイトルでもある「最適化」についてお話しし、なぜ私たちの生活が最適かという考え方によって質が向上するのかということについてお話しします。

私たちは毎日、様々な選択をします。日常生活での選択は一日に3万になると言われていて、その他に、人生の節目で転地、就職・転職、結婚、家族計画といった大きな選択にも直面します。 

最適化とは

最適化とは、私たちは予算や時間といった縛りや制約に直面しつつも、その制約の下で満足度や幸せを実現することをめざすということです。経済学でよく使われる考え方で、英語ではOptimaizationと言われるものです。経済学は個々人や社会の満足度や豊かさを追求する学問で、全ての人は自分の幸せや満足度や豊かさの度合いをより大きくすることを求める、という前提に立っています。ただ、問題は、私たちは皆、自分のやりたいことや買いたいものを追求するために無限のお金やその他の資源があるわけではありません。ここで言う「その他の資源」には、私たちが何かをするのに費やせる時間やエネルギーや気力も含みます。

このように、私たちは、様々な縛りや制約に面しています。例えば、私はノルウェーで6ヶ月の休暇を過ごすして家族皆でリフレッシュしたいと思っても、それをするだけのお金があるかとか、仕事を休めるかという問題があり、大きな制約があります。また、最新式の画面も大きいアイフォンに買い換えたいけど予算が足りない、ということもあるかと思います。そんなふうに、私たちができる選択は最高なものではなくないかもしれませんが、限られた制約の中で、どのようにして私たちの幸せや満足の豊かさの度合いを最適化するか、ということが重要になってきます。

また、子供ともっと関わって最高の教育機会を与えたいと思っても、仕事と子育ての両立に忙しく子供中心の生活はできない、最高の教育機会を与えるにはお金がかかりすぎるといった問題にも直面します。そんな時に、最適化のアプローチは、自分が直面する制約の下で自分の望むことを達成するために、何を選択するかということを考えるのに役立ちます。

最適化するには

では、その最適化をするためには何が必要で、どのように意思決定をしたら良いのでしょうか。

まず、最適な意思決定をするための材料は何でしょうか。それは、まずは私自身が何を欲して何に価値観を置くかと言うことを明らかにする必要があります。その上で、コストとベネフィット、私たちが直面する様々な縛りや制約、正しい情報やデータなどをインプットし材料にして判断し意思決定をし、ひいては選択するという行動をすることで、私たちの人生が最適化でき幸せや満足度が高くなります。上の図のようなイメージです。

1.何を欲して何に価値を見いだすかを明らかにする

私たちの価値観ですが、現在は、いろいろな選択肢がありますから、自分が何を欲していてどこに価値観を置くのかということをきちんと考えることが実は重要なのです。

例えば、あなたが旅行先で歩いて街の中を散策したいすると言うことに価値を置くのか、あるいは、美術館巡りをすることに価値を置くのかということで何をしたいのか変わってきます。

また、子育て中の場合、私たちの親の世代の頃と比べて、現在は子育てにも色々な選択肢があります。例えば、子供が小さいうちは時短にするか・仕事を一旦辞めるか、習いごとをさせるか、より学力を向上させることに重点を置くのか、また、自然の中でのびのびと遊ぶことに価値観を置くのか。いろいろな選択肢がある中で、あなたやあなたの家族がどのようなことに価値を置くのかによって、どういった育児のアプローチを選択するのか、どのように育児を最適化するか、という選択にも直面します。

2.コストとベネフィット

そして、コスト(費用)とベネフィット(便益)ですが、私たちは多くの場合、何かをする時にはコストを最低限に抑えた上で、より大きなベネフィットを望みます。

例えば、私が1万円のトルコ石を使った素敵なブレスレットをジュエリーショップで見つけて、買いたいと思ったとします。そして私は、そもそも自分にどれだけの予算があるのか、そのブレスレットは1万円を費やすに値するだけのものなのか、そのブレスレットは私にどの程度の満足感をもたらすのか、そのお金で他のどんなものが買えるのか、ということを考えます。色々考えて、私がブレスレットに費やせるお金は5千円だと結論し、そして、最初に見つけたトルコ石のブレスレットほど素敵ではないけれど、5千円の別のブレスレットを見つけて、それを買う。最高の帰結ではないけれど、自分の直面する予算制約のなかで満足できる買い物をしたので、最適化したと言えます。

また、コストには、実際には発生していないけれど、他のことをしたために何かをする機会を失ってしまったという意味での「機会の損失」からくるコストもあります。例えば、私が日曜日の朝にあまり気が進まないセミナーに友人に誘われて行ったとします。そのセミナーに行ったことによって、どのようなベネフィットを享受する機会が失われたのでしょうか。セミナーには行かず朝にヨガのクラスに出てリフレッシュすることができたかもしれません。ヨガに行くことによって得られたかもしれない満足度やベネフィットというのが、セミナーに行ったことによる失われた機会、つまりコストなのです。

3.私たちが直面する縛りや制約

億万長者であっても自分の欲するものを全て手に入れられる人はいなく、私たちは皆、様々な縛りや制約に直面しています。

例えば、私がノルウェーで6カ月間過ごしたいと思っても、私はノルウェーに滞在するだけの費用が出せない、休暇も取れない、また法的な制約、つまり6か月滞在のためのビザを取れるかどうかという問題もあります。

また、私たちが持つ時間や何かをするのに費やせるエネルギーや気力も、私たちが直面する制約です。例えば、金曜日の夜に映画に誘われたけど、仕事で疲れていて映画に行くエネルギーや気力が残されていない、あるいは、映画に行っても眠気と疲労感に勝てず爆睡してしまったので映画を楽しむことが出来なかった、ということです。

4.正しい情報やデータ

正しい情報やデータは、より良い選択をしあなたの人生を最適化するための強力な助っ人になります。例えば転職したり新らしいビジネスを始めるといったときには、世の中のや経済についての知識・情報が役に立ちます。なぜなら、どういったところに将来的なビジネスのチャンスがあって、どこにお金が流れているのかということを知ることができるからです。

また、例えば格安SIMを使うことによって大手キャリアよりも安くインターネットや音声通話機能が使えますが、そもそもそういった情報がなければ格安SIMも使えません。格安SIMを使うことによって、その浮いたお金を他のことに使ってより満足度の高い生活を送ることもでるので、情報は人生の最適化のためのカギにもなります。

またデータについては、特に経済やお金の流れを探るときにに、私たちは主にデータによってそれを知ることが出来ます。その他にも様々なデータは、私たちに知識を与えてくれたり、事実を知ることで漠然とした不安を取り除いてくれたりもします。

また、私たち自身の生活のデータも役に立ちます。例えば、小さなお子さんをお持ちの方なら、子供の行動に過剰反応していら立ってしまったりすることがあるかと思います。子供に辛くあったってしまうと、子供自身の気持ちに影響することはもとより、親自身の精神衛生や自己肯定感も大きく傷つけてしまうことがあります。しかし、親自身も忙しいので、いつも子供におおらかな気持ちで接するのは難しいものです。

子供に怒ってしまったりいら立ってしまうという状態を改善させたいときには、実はデータを付けるのが役に立ちます。子供にいら立ってしまったり怒ってしまった時、日時や時間、それがあった時の状況(その直前に何をしていたのか、疲れていたか、など)を記録しておいてデータにします。それで、将来、似たような状況になった時にあなたはいら立ったりする可能性が高くなり、そういった時に子供と衝突するような状況を避ける、ということです。このように、生活面でのデータも、私たちの意思決定や人生の最適化に役立ちます。


このように、私たちは日常的に様々な選択をしていて、最適化するという発想を使って意思決定をし選択をすることとで、より満足度の高い人生を送ることができます。多くの選択は私たちは無意識のうちに行いますが、最適化の方法を習慣化することで、無意識になされる選択もより最適な帰結をもたらすことと思います。

これからこのブログで、あなたの人生を最適化するのに役立つような考え方や情報について書いてゆきたいです。